EXHIBITIONS

テオ・ヤンセン展

2021.04.24 - 06.22

テオ・ヤンセン アニマリス・ペルシピエーレ・プリムス 2006 セレブラム期 © Theo Jansen

テオ・ヤンセン アニマリス・ウミナミ 2017 ブルハム期 © Theo Jansen

テオ・ヤンセン アニマリス・オムニア・セグンダ 2018 ブルハム期 © Theo Jansen

テオ・ヤンセン アニマリス・プラウデンス・ヴェーラ 2013 アウルム期 © Theo Jansen

テオ・ヤンセン

「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」とも称されるアーティスト、テオ・ヤンセンの展覧会が山梨県立美術館で開催。巨大なアート作品「ストランドビースト」を紹介する。

 ヤンセンは1948年、オランダのスフェベニンゲン出身。デルフト工科大学で物理学を専攻し、 75年に画家に転向。90年に風力で動く「ストランドビースト(砂浜の生命体)」の制作を開始して以降、世界各地で公開してきた。

 ストランドビーストは、プラスチック・チューブやペットボトル、粘着テープといった身近な材料を組み合わせ、物理学による計算に基づいてかたちづくられた、風力で砂上を歩く生命体。ヤンセンの制作を通して新たな機能を獲得し、それらが生物の進化になぞらえられ、自然との共生、芸術と科学の融合など、様々なことを私たちに伝えてくれる。

 本展では、ストランドビーストの実物展示を中心に各パーツを紹介し、模型や映像などの資料によって作品を解説。また実際に展示室内で作品を動かす「リ・アニメーション」も実施する。

 開館日は毎日、展示室内で実際に動くストランドビーストの様子を鑑賞可能。動く時間帯や最新情報は、美術館のウェブサイトにて案内する。