EXHIBITIONS

創刊75周年記念

SCREENを飾ったハリウッド・スターたち

2021.04.13 - 08.01

クリント・イーストウッド(1961頃) ©︎ Kindaieigasha

ジェームズ・スチュアートのサイン入りポートレイト 近代映画社所蔵

スティーブン・スピルバーグとハリウッド通信員ヤニ・ベガキス(1986頃) ©︎ Kindaieigasha

 国立映画アーカイブは企画展「創刊75周年記念 SCREENを飾ったハリウッド・スターたち」を開催。映画雑誌『SCREEN』が撮影現場や映画祭などで独自に収めた華やかなスターフォトや貴重な資料を通じて、日本の映画ファンが注いできた情熱の系譜をたどる。

 外国映画、とりわけハリウッドのスター俳優に取材し、つねに最新情報を日本に届ける近代映画社の月刊誌『SCREEN』。季刊の「ポートレート集」としてタイロン・パワーと原節子の両面表紙で1946年5月に創刊され、翌年2月発行の第3号からは月刊の「アメリカ映画紹介鑑賞誌」として新たなスタートを切った。

 ハリウッドに自社の通信員を置いてスターたちの生の声を伝え続ける『SCREEN』は、日本の外国映画ジャーナリズムにおいても独自の地位を占めており、現在まで長く映画ファンに愛されて、2021年5月に創刊75周年を迎える。

 本展では、『SCREEN』歴代の号の誌面を紹介するとともに、1950年のボブ・ホープ以来、1990年代までに日本を訪れたハリウッド・スターたちの取材写真を展示。加えて、来日インタビュー時に書かれたオードリー・ヘプバーンのサインや、『SCREEN』とその読者に宛てられたケーリー・グラントのサイン入りポートレイトなどの貴重な資料も公開する。

 そして本展は、半世紀近くにわたって同誌に貢献したハリウッド通信員ヤニ・ベガキスの功績にもフィーチャーする。

※国立映画アーカイブは6⽉1⽇より再開し、本展の会期を8月1日まで延長。最新情報・来館にあたっての注意事項は公式ウェブサイトへ。