EXHIBITIONS
開館55周年記念特別展
百花繚乱 ―華麗なる花の世界―
山種美術館は開館55周年を記念し、花を描いた絵画で美術館を満開にする特別展「百花繚乱 ―華麗なる花の世界―」を開催する。
日本では古くから、四季折々を彩る花を愛で、詩歌に詠い、絵画や工芸のモチーフとして表してきた。絵画では中世以来、中国から伝来した花鳥画や草花図などの主題表現を基盤として、季節ごとに咲く単一の種類の花が主役となる作品から、四季花鳥図のように、開花時期の異なる花々を一画面に取りそろえた作品まで、多彩な花の表現が展開された。明治以降になると、それまでの美意識を引き継ぎつつ、近代的な感覚や季節感、西洋絵画の手法などを取り入れながら、新たな花の表現が模索され、個性豊かな作品が描かれた。
本展では、近代・現代の日本画を中心に、横山大観の桜、山口蓬春の紫陽花、小林古径の蓮、速水御舟の椿など、春夏秋冬を感じさせる花の名画が集結。画壇を牽引した日本画家たちが描いた、花々の競演を見ることができる。
また、「百花の王」とも呼ばれ、東洋絵画で伝統的に描かれてきた「牡丹」の作品を展示するほか、四季をそろえる伝統を受け継いだ田能村直入《百花》や荒木十畝《四季花鳥》、中国の院体画を意識した福田平八郎《牡丹》、琳派へのオマージュが込められた川端龍子《八ツ橋》など、個々の作品が持つ歴史的背景もあわせて紹介する。
本展を通じて、百花繚乱の花々に心癒され、日本の画家たちが描き継いできた花の絵画の魅力を堪能したい。
※山種美術館は、東京都の緊急事態措置における休業の協力依頼を受け、4月27日より臨時休館。5月15日から感染症予防対策を強化して再開し、5月29日以降は土日祝10:00~17:00の通常開館とする(月は休館、入館は閉館30分前まで)。詳細は公式ウェブサイトへ。
日本では古くから、四季折々を彩る花を愛で、詩歌に詠い、絵画や工芸のモチーフとして表してきた。絵画では中世以来、中国から伝来した花鳥画や草花図などの主題表現を基盤として、季節ごとに咲く単一の種類の花が主役となる作品から、四季花鳥図のように、開花時期の異なる花々を一画面に取りそろえた作品まで、多彩な花の表現が展開された。明治以降になると、それまでの美意識を引き継ぎつつ、近代的な感覚や季節感、西洋絵画の手法などを取り入れながら、新たな花の表現が模索され、個性豊かな作品が描かれた。
本展では、近代・現代の日本画を中心に、横山大観の桜、山口蓬春の紫陽花、小林古径の蓮、速水御舟の椿など、春夏秋冬を感じさせる花の名画が集結。画壇を牽引した日本画家たちが描いた、花々の競演を見ることができる。
また、「百花の王」とも呼ばれ、東洋絵画で伝統的に描かれてきた「牡丹」の作品を展示するほか、四季をそろえる伝統を受け継いだ田能村直入《百花》や荒木十畝《四季花鳥》、中国の院体画を意識した福田平八郎《牡丹》、琳派へのオマージュが込められた川端龍子《八ツ橋》など、個々の作品が持つ歴史的背景もあわせて紹介する。
本展を通じて、百花繚乱の花々に心癒され、日本の画家たちが描き継いできた花の絵画の魅力を堪能したい。
※山種美術館は、東京都の緊急事態措置における休業の協力依頼を受け、4月27日より臨時休館。5月15日から感染症予防対策を強化して再開し、5月29日以降は土日祝10:00~17:00の通常開館とする(月は休館、入館は閉館30分前まで)。詳細は公式ウェブサイトへ。