EXHIBITIONS

阿弥陀信仰の美術

2021.04.03 - 07.04

清海曼荼羅 江戸時代(17~19世紀)

阿弥陀聖衆来迎図 室町時代(15世紀)

親鸞聖人坐像 江戸時代(17~18世紀)

 半蔵門ミュージアムが特集展示「阿弥陀信仰の美術」を開催。今回の特集展示では、阿弥陀信仰の広がりの一端について、絵画作品を中心に紹介する。

「阿弥陀信仰」とは、極楽浄土に住む阿弥陀如来に対する信仰のことを言う。日本で阿弥陀如来への関心が高まったのは、7世紀のこと。飛鳥時代後期には、左右に菩薩を伴う「阿弥陀三尊像」や、極楽浄土で説法する阿弥陀如来を描く「浄土図」がつくられた。

 その後、「正しい教えはやがて衰える」という末法思想(まっぽうしそう)が流行した平安時代後期に、阿弥陀信仰はさらに深化し、臨終の時に阿弥陀如来が迎えにくる様子を描いた「来迎図(らいごうず)」が誕生。また、鎌倉時代には法然(1133~1212)や親鸞(1173~1262)が、それぞれ独自の阿弥陀信仰によって一宗を立て、教えを広めた。

 本展は、「阿弥陀三尊像や浄土図」「来迎図」「法然・親鸞に関わる作品(坐像や絵伝)」の構成で「阿弥陀信仰」の広がりを紹介。

 なお同時期に、地下展示エリアにて江戸時代の「仏涅槃図」を特別展示。このほか、鎌倉時代初期の仏師、運慶作と推定される大日如来坐像(重要文化財)、醍醐寺ゆかりの不動明王坐像、ガンダーラ仏伝浮彫を常設展示している。