EXHIBITIONS

カランドリエ ミュシャと12の月

「カランドリエ ミュシャと12の月」ポスター

「カランドリエ ミュシャと12の月」展示風景より

「カランドリエ ミュシャと12の月」展示風景より

「カランドリエ ミュシャと12の月」展示風景より

「カランドリエ ミュシャと12の月」展示風景より

 堺 アルフォンス・ミュシャ館が企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」を開催する。

 「カランドリエ」とは、フランス語で暦(カレンダー)を意味する言葉。19世紀末のパリで活躍したアルフォンス・ミュシャは、広告デザイナーとしての仕事のうち、とくにポスターで知られているが、じつはカレンダーも数多く制作していた。ミュシャの代表作のひとつ《黄道十二宮》も、当初はカレンダーとして制作されたもの。本展では、当時の人々の暮らしを彩ったアール・ヌーヴォーのカレンダーの数々を、習作とともに一挙に公開する。

 また本展は、その月その季節にふさわしいミュシャの作品を、12の月の流れに沿って紹介。装飾パネル《四季》をはじめとした春夏秋冬にまつわる作品、クリスマスやハロウィンといった行事をテーマとした作品、さらに「ミュシャと妻マルシュカの結婚記念日」や「1900年パリ万博開幕日」、「サラ・ベルナールを讃える日」など、ミュシャの生涯における重要な日にも着目し、知られざるエピソードを交えながらミュシャの人物像に迫る。

 さらに、ミュシャが生きた時代の大阪・堺にも目を向け、明治期の堺の商店が配布していた暦と引札(広告チラシ)も展示。東西の多彩なカレンダー文化を同時に堪能できる。

※緊急事態宣言発出に伴い、堺 アルフォンス・ミュシャ館は4月25日〜6月20日まで臨時休館。その間、企画展「カランドリエ ミュシャと12の月」を休止し、6月22日より再開。最新情報は公式ウェブサイトへ。