EXHIBITIONS
三瀬夏之介 個展「golden silver」
画家・三瀬夏之介の個展「golden silver」が京都のイムラアートギャラリーで開催中。同ギャラリーでの7年ぶりの個展となる本展では、山形で制作を続ける作家の思考や制作プロセスそのものを京都で再現し、金と銀をイメージした新作を展示している。
三瀬は1973年奈良県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科教授。本展と同時期に、京都市京セラ美術館で開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989–2019」にも参加している。
2009年から東北芸術工科大学で教鞭を執る三瀬にとって、2011年3月11日に起きた東日本大震災は、学生の頃に体験した阪神・淡路大震災以降、再び未曾有の災害に直面したひとりの作家として、美術のあり方を問い直すきっかけとなり、その後の活動にも大きな影響を与えた。震災からちょうど10年という節目の今年、三瀬は特別な意識はないものの、この日を無視するのも違和感だと話す。
一貫して日本画という枠組みを超えた制作を続けてきた三瀬だが、近年は、旗のような形状の作品を様々な場所で発表している。姿の見えないウイルスに戦々恐々としているいま、三瀬の立てる旗は誰かにとっての導き手となるかもしれない。
三瀬は1973年奈良県生まれ。東北芸術工科大学芸術学部美術科教授。本展と同時期に、京都市京セラ美術館で開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989–2019」にも参加している。
2009年から東北芸術工科大学で教鞭を執る三瀬にとって、2011年3月11日に起きた東日本大震災は、学生の頃に体験した阪神・淡路大震災以降、再び未曾有の災害に直面したひとりの作家として、美術のあり方を問い直すきっかけとなり、その後の活動にも大きな影響を与えた。震災からちょうど10年という節目の今年、三瀬は特別な意識はないものの、この日を無視するのも違和感だと話す。
一貫して日本画という枠組みを超えた制作を続けてきた三瀬だが、近年は、旗のような形状の作品を様々な場所で発表している。姿の見えないウイルスに戦々恐々としているいま、三瀬の立てる旗は誰かにとっての導き手となるかもしれない。