EXHIBITIONS
-folklore-小野川直樹展
小野川直樹は1991年東京都生まれ。代表作《鶴の樹》をはじめとした、小さな折り鶴を用いた作品を発表している。幼少期から折り鶴に熱中しており、夏休みの自由工作では折り紙で恐竜のジオラマをつくり上げたこともあったという。
学生時代に東京で東日本大震災を経験した小野川は、翌年訪れた岩手県陸前高田市で衝撃を受けたことをきっかけに折り鶴を使った作品を制作し始めた。折り鶴を平和の象徴としてではなく、行き場のない自身の気持ちを託す、厳かな「祈り」として位置づけており、その作品には繊細で神秘的な美しさが漂う。
本展では、およそ1センチ四方の紙から一つひとつ、作家の手で折った折り鶴により生み出される、植物の枝葉のような造形の作品を紹介する。
なお本展は、「塩」を用いてインスタレーション作品で知られるアーティスト・山本基の個展「-さくらしべふる-山本基展」との同時開催となる。
学生時代に東京で東日本大震災を経験した小野川は、翌年訪れた岩手県陸前高田市で衝撃を受けたことをきっかけに折り鶴を使った作品を制作し始めた。折り鶴を平和の象徴としてではなく、行き場のない自身の気持ちを託す、厳かな「祈り」として位置づけており、その作品には繊細で神秘的な美しさが漂う。
本展では、およそ1センチ四方の紙から一つひとつ、作家の手で折った折り鶴により生み出される、植物の枝葉のような造形の作品を紹介する。
なお本展は、「塩」を用いてインスタレーション作品で知られるアーティスト・山本基の個展「-さくらしべふる-山本基展」との同時開催となる。