EXHIBITIONS

画業30周年記念 小畑健展 NEVER COMPLETE

2021.01.17 - 03.28

© ほったゆみ・小畑健/集英社 © 大場つぐみ・小畑健/集英社

『ヒカルの碁』『DEATH NOTE』『バクマン。』などの大ヒット作で知られるマンガ家・小畑健。その画業30周年を記念した展覧会が、最終会場の高崎市美術館に巡回する。

 小畑は新潟市出身。1985年に投稿作『500光年の神話』が「第30回手塚賞準入選」を受賞し、89年に『CYBORGじいちゃんG』で『週刊少年ジャンプ』連載デビュー。原作者と組んで作画に専念するスタイルを確立し、数々の名作を手がける。テーマごとに画風を大きく変えるなど、重厚なストーリーを描くその表現技術が高く評価されている。

 またマンガ界にとどまらず、イラストワークとして数々のコラボレーションも発表。最新作は『ジャンプスクエア』にて発表の『プラチナエンド』。

 本展では、「Manga」「Illustration」「Never Complete」の3つの構成で、1万5千枚を超えるアーカイヴのなかから厳選した小畑の原画を展示。原作者との協働によるマンガ作品に加え、技法を凝らした緻密なイラストレーション、そしてキャラクターデザインなど、30年間の画業を一望する。