EXHIBITIONS
楊博個展「”Fly me to the moon” sequence1: Nightngale and Rose」
中国出身のアーティスト、楊博(ヤン・ボー)の個展がEUKARYOTEで開催される。
楊は1991年生まれ。2001年に来日し、宮城県に移り住む。19年に東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了。音楽や映画といった時代ごとのポップカルチャーから引用した言葉や、日常的な風景を画面に取り入れ、断続的な映像を思わせるドローイングのような絵画作品を展開してきた。
パンデミックに直面した2020年。誰にとっても「距離」が身近なテーマとなるなか、楊も同様で、それを「遠さ」という自身のとってより的確な言葉に言い換えている。
本展のタイトルにある「fly me to the moon」はジャズのスタンダードナンバーからとったもの。サブタイトルは、オスカー・ワイルドの『ナイチンゲールと薔薇』から引用し、2020年に感じた様々な「遠さ」に影響を受けつつ、これまでのテーマを踏襲した新作を発表する。
すべての文化産物に対する遠回りとしてひも解かれる、作家にとって身近な風景を描いた絵画。芸術作品の創造の連鎖の手前にある「受容」について、また、絵画作品が連続することで生まれる関係性の不条理を、だらしなさによる「喜劇」として表現する。
楊は1991年生まれ。2001年に来日し、宮城県に移り住む。19年に東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻油画を修了。音楽や映画といった時代ごとのポップカルチャーから引用した言葉や、日常的な風景を画面に取り入れ、断続的な映像を思わせるドローイングのような絵画作品を展開してきた。
パンデミックに直面した2020年。誰にとっても「距離」が身近なテーマとなるなか、楊も同様で、それを「遠さ」という自身のとってより的確な言葉に言い換えている。
本展のタイトルにある「fly me to the moon」はジャズのスタンダードナンバーからとったもの。サブタイトルは、オスカー・ワイルドの『ナイチンゲールと薔薇』から引用し、2020年に感じた様々な「遠さ」に影響を受けつつ、これまでのテーマを踏襲した新作を発表する。
すべての文化産物に対する遠回りとしてひも解かれる、作家にとって身近な風景を描いた絵画。芸術作品の創造の連鎖の手前にある「受容」について、また、絵画作品が連続することで生まれる関係性の不条理を、だらしなさによる「喜劇」として表現する。