EXHIBITIONS

雪舟600年 vol.2

雲谷派の花鳥図

2021.01.09 - 02.21

雲谷等益 芦鶴図屛風(右隻) 1641(寛永18) 個人蔵(山口県立美術館寄託)

 山口県立美術館では、昨年、雪舟生誕600年を迎えた節目として、館蔵品特別企画「雪舟600年 vol.2『雲谷派の花鳥図』」を開催している。

 水墨画を嗜み、室町時代に活動した禅僧・雪舟。江戸時代の防長地方(現在の山口県)では、萩藩御用絵師という立場で「雪舟流」を継承した雲谷派の画家たちがいた。

 雲谷派は雪舟流の正系にあたる画派。山口にとどまらず西日本を中心に幅広く活躍した。

 本展では、「花鳥画」をテーマに、京都をはじめ、江戸時代初期画壇の第一線で活躍した雲谷等益(うんこく・とうえき)ほか5名の画家の作品を展示。雪舟流を継承しながらも、各々の時代の趣味を取り入れ、その画風を展開させた雲谷派の魅力を紹介する。