EXHIBITIONS

Sablo Mikawa「JOURNEY」

2021.01.09 - 01.30

Sablo Mikawa 「JOURNEY」出展作 2020

Sablo Mikawa 「JOURNEY」出展作 2020

Sablo Mikawa Come to the mountain 2020

Sablo Mikawa Giant36 fireman No.1 2020

 虚構の世界を自身の記憶として絵画化するアーティスト・Sablo Mikawaの個展「JOURNEY」が開催される。

 Sabloは1987年埼玉県生まれ。東京都在住。幼少期の頃の体験や自身の敬愛するカルチャー、映画などから着想を得て油彩画を制作。極端に頭が小さい人物のポートレイト「Giant36」をはじめ、スケーターが投稿した動画の一場面の描写や、無骨さを強調した人物画など様々なシリーズを発表してきた。

 主な個展に、「UNCOUTH FELLOW」(THE blank GALLERY、東京、2019)、「Hard liner」(Alt_Medium、東京、2017)など。18年には、ラッパー・田我流のシングル『Simple Man』のアートワークを手がける。

 本展では、2020年に発表した「FAMILY HISTORY」を発展させた新シリーズ「JOURNEY」を発表。ある架空の家族の肖像を描いた「FAMILY HISTORY」に対して、今作では、探検家や保安官(あるいは犬)などの個人に焦点を当てる。

「JOURNEY」の制作中、思うように描けず大きな壁にぶつかったというSablo。そこに友人からバスツアーの誘いがあり、ともに富士山を拝んだ。「JOURNEY」ポートレイトのうち、オレンジのセーターを着た男の背景に富士山を配置した。Sabloはこうしては旅で目にしてきた景色を追体験するように、あるいは記録するように作品を描いている。