せなけいこ展

　絵本『ねないこだれだ』の誕生50周年記念展が松屋銀座8階イベントスクエアで開催。会期は12月27日～2021年1月12日まで。

『ねないこだれだ』の作者、せなけいこは1931年東京都生まれ。童画家・武井武雄に師事。子育てに奔走するなか、37歳で絵本作家としてデビューし、「いやだいやだの絵本」4冊シリーズをはじめとして、「あーんあんの絵本」シリーズ、「めがねうさぎ」シリーズなど、多くの親子に読み継がれる名作を生み出している。

　おばけや妖怪、うさぎなどをモチーフに、貼り絵の手法を用いたシンプルながらも独創的な絵本で、あらゆる世代に支持されているせな。本展では、代表作のひとつ『ねないこだれだ』の誕生から50周年を記念し、絵本デビュー作の「いやだいやだの絵本」4冊シリーズをはじめとする絵本原画や貴重な資料など、およそ250点が集まる。

　また本展では、これまであまり知られていなかった、せなの絵本作家デビュー前の幻燈や紙芝居の仕事もひも解き、その創作の全貌を紹介する。

　会場には楽しい仕掛けが用意され、子供から大人まで幅広く楽しめる展覧会。