EXHIBITIONS

買える!アートコレクター展

Collectors’ Collective Vol.3

2020.12.29 - 2021.01.17

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 MEDEL GALLERY SHUが「買える!アートコレクター展」の第3弾「Collectors’ Collective Vol.3 注目のアートコレクター3人のコレクション作品と、2021年にオススメする現代美術作家たち」を開催する。
 
 2020年1月にスタートした「買える!アートコレクター展」は、SNSでの発信やリアルな親睦会で作家やコレクターと積極的にかかわりをもち、アートマーケットに影響力をもつアートコレクターによるコレクション展。通常のコレクター展と違うのは、「買える!展示会」であること。コレクターのコレクション作品や嗜好性を披露するのみならず、実際に人気アーティストの新作を購入する機会を伴うアートコレクター展としては珍しい企画だ。

 今年7月に行われたVol.2は好評のうちに幕を閉じ、その後のアートコレクター発信の企画展や交流活発化のきっかけとなった。 Vol.3の参加コレクターは、安藤隆広/あおば、m0namieeeeee、平野良太/R HIRANOの3名。

 安藤は2018年のCAF賞をきっかけに展示をまわるようになり、作品鑑賞のなかでその時自分のなかで何かが動いて気になる、好きであるという表明として作品を購入。相模原市出身で、相模原で活動するアーティストにも注目している。

 m0namieeeeeeは大学と大学院で美学・美術史を専攻し、現在はオークション会社で働く20代後半の会社員。2017年頃より美術史的・技術的な革新性と、時代を超えた普遍性を併せ持った同世代作家の作品を中心に本格的に収集を開始し、休日を利用して1ヶ月で美術館、ギャラリー、オルタナティブ・スペースなどを30ヶ所以上巡ることもある。

 平野はSNSをきっかけに現代美術の収集を始めた。自宅で飾れる大きさの平面作品を中心にコレクションし、2020年の収集点数は約25点。サラリーマンの給料という小さな資源から購入代金を捻出しているため、強い成長を感じる作家の作品を無理なく買えた時には無上の喜びを感じるという。

 本展の特徴は、アートコレクター3名のコレクション作品を展示披露すること。そしてアートコレクター3名のコレクション作品の作家と2021年に注目する作家、総勢15名それぞれが描き下ろし新作を展示販売すること。会場にはおよそ60点の作品が並ぶ。

 出展アーティストは、岡田佑里奈、川上喜朗、川邊真生、木村翔馬、清川漠、齊藤拓未、髙橋健太、城蛍、椿野成身、中根唯、名もなき実昌、西原彩香、松井靖果、三原回、ユゥキユキ(五十音順)。