EXHIBITIONS

CONVERGENCE

2020.11.27 - 2021.01.08

チャールズ・セイラー Sleep 2019

デュエン・ナイト Acceptance of Self 2019

ジーニー・ランドール Fuck Yeah 2020

ジェフ・スティーブンス Skyfall 2020

シフ・ストロイ Early Morning Afterlife 2020

 GALLERY ETHERが2020年最後のグループ展「CONVERGENCE」を開催。2020年が近年の歴史のなかで非常に奇妙な年のひとつとして記憶されていくなか、「一体となる」という様々な概念を見出す5人のアーティスト、シフ・ストロイ(ノルウェー)、ジェフ・スティーブンス(アメリカ)、チャールズ・セイラー(アメリカ)、デュエン・ナイト(アメリカ)、ジーニー・ランドール(アメリカ)を紹介する。

 シフ・ストロイの作品は伝統的な方法とデジタル手法を用いて、一見神秘的な視覚的語彙を、作家の故郷であるノルウェー北部の海岸を彷彿とさせる民話のような物語に織り込む。いっぽう、コロラドを拠点とするミクストメディアアーティストのジェフ・スティーブンスは、それとはやや反対のアプローチとして、コラージュ、ステンシル、絵画の技法を独自に組み合わせ、現代の洗練された広告的イメージを分解する。

 チャールズ・セイラーの絵画は、しばしば古代、宗教、フェティッシュ、解剖学のアイコンを取り入れ、社会の複雑さを見出すべく不可解な現代の象徴主義と完全な古風なイメージを並置。それとは対照的に、デュエン・ナイトのどこか優しく活気のある絵画は、夢のような風景と無垢なままの記憶のあいで時が止まったように、自己と存在の相互接続性に訴えかける。

 そして、ジーニー・ランドールのプロパガンダ、広告、劇場のポスターの大胆なグラフィックを活用したどこか柔らかい作品は、鑑賞者の好奇心や共感的反応を引き出す。