EXHIBITIONS

東アジア文化都市2017京都 アジア回廊 現代美術展 特別連携事業

身体0ベース運用法「0 GYM」

身体0ベース運用法「ものの移しかた—背負子」 撮影=松見拓也

身体0ベース運用法「ものの移しかた—背負子」 撮影=松見拓也

身体0ベース運用法「ものの移しかた—背負子」 撮影=松見拓也

身体0ベース運用法「ものの移しかた—角材」 撮影=松見拓也

 「身体0ベース運用法」はものづくりの観点から出発した身体運用として、染色作家の安藤隆一郎によって考案された。歩く・座るなど、日常生活の中で一般的に「安定」して行われる身体運動に「もの」を関わらせることによって「不安定」を作り出し、「不安定」を「安定」へと戻そうとするなかに、人間が元来持つ運動機能を見出す試みとなる。

 本展では、物・場所・リズムなど複数のテーマに沿って、道具や映像を交えて「身体0ベース運用法」を紹介。鑑賞するだけでなく、実際にトレーニングを体験することもできる。

 また、安藤が公募によって選抜した若手作家の今井菜江、住吉山実里、真野綾子、水谷昌人、森太三を対象に、約半年間に渡ってそれぞれの作品制作における身体活用法を開発していく「パーソナルトレーニング」の過程なども公開。育成対象の若手作家は、会期中にトレーニングを行いながらの公開制作も行う。