EXHIBITIONS

L.A.:Views

2020.12.04 - 2021.01.16

マリウス・ブルチーア Appearance and Second Game 2016 Courtesy of the Artist and François Ghebaly, Los Angeles and MAKI Gallery, Tokyo

セイヤー・ゴメス Untitled 2020 Courtesy of the Artist and François Ghebaly, Los Angeles and MAKI Gallery, Tokyo

アレック・イーガン Sunset Palm with Reflection in Mirrored Building 2020 Courtesy of the Artist and Anat Ebgi Gallery, Los Angeles

ヒラリー・ペチス Gharial Pond 2020 Courtesy of The Pit, Los Angeles and the Artist and MAKI Gallery, Tokyo

 MAKI Galleryでは、チェルシー・ペトロンコ・ラナのキュレーションによる展覧会「L.A.:Views」を開催。ロサンゼルスを拠点に活動する16人の新進・中堅のアーティストたちによる、絵画や彫刻など、先進的で刺激的な作品を展示している。

 チェルシー・ペトロンコ・ラナはロサンゼルスを長く拠点としているアートアドバイザー。アメリカ、アジア、ヨーロッパに住んでいた経験をもち、国際的なアートマーケットに精通。世界中の重要なパブリックコレクションやプライベートコレクションに対してアドバイスをしており、コレクションの取得や美術館の作品購入をサポートしている。LACMA(ロサンゼルス・カウンティ美術館)の後援者であり、MAKI Collectionの継続的支援者でもある。

 エンターテイメント産業、それと対立しつつ調和する隆盛なアートシーン、最先端のテクノロジーや建築、その対極に存在する先住民族の土地と開拓の歴史、ビーチや湿地帯、山岳地帯、そしてそれらを結ぶ網目状に拡がる高速道路など、様々な要素が混在する都市・ロサンゼルス。異なる意識や世代、文化的遺産が交差する出会いの場であり、対比と変化と同様に欲望と革新に駆られている。

 本展に参加するアーティストたちの作品は、この地域に対するそれぞれの多様な解釈で、今日のロサンゼルスの活気を反映したもの。左折が困難な右側通行のこの街でどこかへ行くことを望むなら、ひたすら前へと進み続ければよいのだということを証明している。

 参加アーティストは、アレック・イーガン、アルフォンソ・ゴンザレス・ジュニア、アミール・H・ファラー、クレイグ・クチア、デヴィン・トロイ・ストローザー、ガブリエラ・サンチェス、グレッグ・イトウ、ヒラリー・ペチス、ハイメ・ムニョス、ジェニファー・ロックリン、JPW3、リリー・ストックマン、マリウス・ブルチーア、パトリック・ジャクソン、セイヤー・ゴメス、シズ・サルダマンド。