EXHIBITIONS
「天明屋尚×上田風子」二人展
アーティスト、天明屋尚と上田風子による2人展が東京・銀座のGallery MUMONで開催。勇猛な男性像を描く天明屋と、幻想的な女性像を描く上田が共演する。
天明屋は1966年東京都生まれ。日本伝統絵画の各流派のスピリットと世界観を、現代に継承・発展させた独自の絵画表現を「ネオ日本画」と宣言。また、華美(過美)で覇格(破格)であり、日本のモダニズムに対するストリートの視線からの下克上と、武人気質の美の系譜を「BASARA」と総称した独自のコンセプトで制作を行う。常識や慣習を打破し、発展的に改変したテーマや、歴史や美術に対する制度に批評的なコンセプトで重層的に描いてきた天明屋は、本展では、武士が絡み合い闘う合戦図を中心に全点新作を発表する。
上田は79年栃木県生まれ。少女が体験する現実と幻想の入り混じる白昼夢のような情景を独特な色使い・配色で描き、独自の世界観を確立。イメージの氾濫に翻弄され、どこにもない場所へ接近できる喜びがあると、私的な感情で描かれる作品は、その反面、物質・情報が飽和した近・現代に生きる同時代の人々に、現実の鏡として共感を生む。作品には、時に美術史・芸術史から参照したモチーフや、美を求めて人工的に改良された金魚、菊などが描かれ、歴史性やアイロニー、作家なりの批評を交えている。上田は本展では、新作と日本では初公開となる旧作を発表する。
天明屋は1966年東京都生まれ。日本伝統絵画の各流派のスピリットと世界観を、現代に継承・発展させた独自の絵画表現を「ネオ日本画」と宣言。また、華美(過美)で覇格(破格)であり、日本のモダニズムに対するストリートの視線からの下克上と、武人気質の美の系譜を「BASARA」と総称した独自のコンセプトで制作を行う。常識や慣習を打破し、発展的に改変したテーマや、歴史や美術に対する制度に批評的なコンセプトで重層的に描いてきた天明屋は、本展では、武士が絡み合い闘う合戦図を中心に全点新作を発表する。
上田は79年栃木県生まれ。少女が体験する現実と幻想の入り混じる白昼夢のような情景を独特な色使い・配色で描き、独自の世界観を確立。イメージの氾濫に翻弄され、どこにもない場所へ接近できる喜びがあると、私的な感情で描かれる作品は、その反面、物質・情報が飽和した近・現代に生きる同時代の人々に、現実の鏡として共感を生む。作品には、時に美術史・芸術史から参照したモチーフや、美を求めて人工的に改良された金魚、菊などが描かれ、歴史性やアイロニー、作家なりの批評を交えている。上田は本展では、新作と日本では初公開となる旧作を発表する。