EXHIBITIONS

2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

2020.11.06 - 12.13

ローゼボース(オランダ) えんぴつ人間

ミカエル・バルデッジャ(イタリア) オズの魔法使い

エレーナ・レペトゥール(ロシア) 友だちのほしかったアジッセイヤ―

コナツ コウイチ(日本) かわいいことりちゃん

イッサ・ワタナベ(ペルー) ここにいないもの

「2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が石川県七尾美術館に巡回。イタリア・ボローニャで実施された、絵本原画コンクールの入選作品が一堂に集まる。

「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」は、イタリアのボローニャで1964年から続く児童書専門の見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」とともに行われてきた。このコンクールは、子供の本のために描かれた5枚1組のイラストレーションを審査するもので、出版経験の有無にかかわらず応募できることから、イラストレーターの登竜門として、また児童書の最新動向を知ることのできる機会として世界から注目されている。

 今年の見本市は新型コロナウィルス感染症の影響で中止となりオンラインイベントのみで実施。1月に審査を終えたコンクールには66の国と地域から2574組の応募があり、5名の日本在住作家を含む24の国と地域から75作家が入選を果たした。日本で「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」のバラエティに富んだ入選作品を紹介する原画展は、1978年の初開催以来続けられている。

 日本海側では唯一の開催館となる本展には、「2020イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」入選作品の原画およそ400点が集結。また、東京パラリンピックのために企画された特別展示では、イタリアでの視覚障がい者に対する絵画鑑賞や「さわる絵本」の取り組みを、入選作品で制作した木製レリーフパネルの触察図と、18冊の「さわる絵本」で紹介する(新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、イベントを除いてすべての作品・絵本は鑑賞のみ)。このほか、コンクールの審査会の様子やインタビューを公開する映像コーナーなども設けられている。