EXHIBITIONS

美術館を編む -宮崎県立美術館の25年

2020.11.14 - 12.20

ルネ・マグリット 白紙委任状 宮崎県立美術館蔵

山田新一 椅子に凭るY嬢 宮崎県立美術館蔵

瑛九 丸のあそび 宮崎県立美術館蔵

塩月桃甫 ロボを吹く少女 宮崎県立美術館蔵

ケイ・セイジ 稲妻の巣 宮崎県立美術館蔵

 今年で開館25周年を迎える宮崎県立美術館は、「県民に親しまれる開かれた美術館」を目指し、多様なかたちでアートと出会う場を創出してきた。

 節目の年に開催する本展では、同館の25年の歩みを振り返り、25年後の未来の美術館を考えることをコンセプトとして、4200点を超えるコレクションから代表的な作品を、「収集保存」「調査研究」「教育普及」といった美術館の活動を柱に紹介する。

 第1部「コレクション・ハイライト」は、収集保存の観点から同館のコレクションの特色であるシュルレアリスムの作品で、第2部「調べる・究める」は調査研究の成果として、宮崎県を代表する郷土作家・塩月桃甫、山田新一の作品および瑛九を中心に設立された「デモクラート美術家協会」の作品で構成。第3部「美術館で生まれたアート」では、教育普及事業で行われた公開制作など、アーティストを宮崎に招聘し、宮崎の文化や風土に根差して制作された作品を記録資料とともに展示。

 さらに、これまでの展覧会の記録、アーティストや美術館関係者の言葉なども併せて紹介する。