EXHIBITIONS

横溝美由紀「between the lines」

2020.09.30 - 10.23

横溝美由紀 angle 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

横溝美由紀 angle 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

横溝美由紀 angle 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

横溝美由紀 angle 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

横溝美由紀 line 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

横溝美由紀 line 2020 Photo © Yamaguchi Takuya © Yokomizo Miyuki

 横溝美由紀は東京都生まれ。1994年多摩美術大学美術学部彫刻科卒業。活動初期では、時間・空間・光に重きを置いたサイトスペシフィックなインスタレーションを展開。近年は、赤い液体を満たした透明チューブを空間全体にめぐらせたインスタレーション《red cage》(2003)を起点としたシリーズ「line」をはじめ、彫刻的な絵画作品の制作に注力している。

 これまでの主な展覧会に、「未来への回路-日本の新世代アーティスト」(世界巡回展、2005〜)、「クインテットIII 五つ星の作家たち」(損保ジャパン日本興亜美術館、東京、2017)、「盗まれた自然」(DIC川村記念美術館、千葉、2003)、「傾く小屋 美術家たちの証言 since9.11」(東京都現代美術館、2002)、「プラスチックの時代」(埼玉県立近代美術館、2000)などがある。

 本展では、油彩をほどこした糸をキャンバス上に無数に弾き、平面を立体に仕上げていく、横溝の代名詞と言える技法で制作された新シリーズ「angle」を発表。「between the lines(行間を読む)」の意味を冠し、作家の意図や、シリーズの作品一つひとつのあいだに醸し出される空気・間合いを感じ(読み)取るような展示となる。