EXHIBITIONS

Haroshi「1:1」

3110NZ by LDH Kitchen
2020.08.25 - 09.20

Haroshi Howard:Howard 2020 Photo by Shigeru Tanaka © Haroshi Courtesy of NANZUKA

 アーティスト・Haroshi(ハロシ)の個展が、名店『鮨さいとう』と現代美術ギャラリーNANZUKAとのコラボレーションによるギャラリー併設レストラン「3110NZ by LDH Kitchen」で開催される。
 
 Haroshiは1978年東京都生まれ。2003年より独学で習得した技法を駆使して、スケートボードデッキの廃材を使った彫刻作品、インスタレーションを制作。キース・ハフナゲルが率いるストリートブランドHUFとのコラボレーションや、BATB(Battle at The Berrics、プロスケーターたちによるスケートゲームのトーナメント戦)のトロフィーなどを通じて、現代のストリートカルチャーの深層を体現する数少ないアーティストのひとりだ。

 本展は、ペアやセットなど、2つでひとつといったテーマに基づいて、Haroshiが制作した3つの異なるバリエーションの作品で構成される。

 同じグラフィックデザインのスケートデッキを中心に並べて構成した円形のモザイク平面作品、手をつないでひとつの造形として削り出された「GUZO(偶像)」シリーズ、そしてもう1点は、Haroshiが数年前にドイツの蚤の市で購入したヴィンテージの木製バネ式人形をカスタム修復した作品を展示。

 鮨屋に転換するという特異なギャラリースペースでの展覧会に寄せて、Haroshiは、鮨のように2つの同じ「もの」が並列に存在するさまが、似ているようでで微妙に違うということに興味を抱き、これらの作品を制作した。

 3110NZ by LDH Kitchenでの個展と同時期に、渋谷PARCO内のNANZUKA 2Gにて展覧会「HAROSHI FREE HYDRANT CO」を開催中。