EXHIBITIONS

みんなのミュシャ ミュシャからマンガへ―線の魔術

2020.07.11 - 09.06

アルフォンス・ミュシャ ルビー(連作「四つの宝石」より) 1900 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

アルフォンス・ミュシャ モナコ・モンテカルロ 1897 ミュシャ財団蔵 © Mucha Trust 2020

【参考写真】パリ、グランド・ショミエールのアトリエにて(セルフポートレート) 1892 © Mucha Trust 2020

 時代を超えて愛される芸術家アルフォンス・ミュシャの創作の秘密を、斬新な視点でひも解く展覧会が開催されている。

 繊細で華麗な作品でアール・ヌーヴォーの時代を彩ったアルフォンス・ミュシャ(1860〜1939)。そのスタイルは「ミュシャ様式」と呼ばれ、後世のアーティストにいまなお影響を与え続けている。

 ミュシャ財団監修による本展は、ポスターなどのミュシャの華やかな作品をはじめ、財団秘蔵のミュシャ旧蔵品や初期作品も交えて展示。会場は、「ミュシャ様式へのインスピレーション」「ミュシャの手法とコミュニケーションの美学」「ミュシャ様式の『言語』」「よみがえるアール・ヌーヴォーとカウンター・カルチャー」「マンガの新たな流れと美の研究」の5章で構成する。

 本展は、ミュシャの生涯にわたるその多彩な魅力に迫るとともに、影響を受けた様々なアーティストたちにも注目。作品約250点により、今日まで続くミュシャ様式の流れを紹介する。