EXHIBITIONS
田中秀和「CHUNKS OF PLAY」
京都を拠点に精力的に制作活動に励むペインター・田中秀和の個展がCOHJU contemporary artで開催される。
田中は1979年兵庫県生まれ。2000年に京都芸術短期大学ビジュアルデザインミクストメディアコースを卒業し、翌年にチェルシー・カレッジ・オブ・アート ペインティング領域基礎課程を修了。音楽や映像など様々なジャンルの要素を横断しながら、現代の視座から抽象表現の可能性を拡張すべく日々制作に続けている。日本各地で数多くの個展やグループ展に参加。国内外のコレクションにも所蔵されるほか、ファッションや音楽イベントとのコラボレーションを含め多彩な活動を行う。
絵画の物質性において、20世紀のアメリカにおける抽象表現主義からミニマル・アートの流れに大きな関心を寄せる田中。近年は「時間性を持った絵画作品」を制作し、ひとつの画面のなかで、平面性や均質性といった概念に支えられ完結する当時のモダニズムの美学に、時空間性を取り入れることによって、表現の可能性の拡張しようとしている。
鉄板上に磁石が埋め込まれた絵具の塊を配置し、可変性のあるイメージを作成する試みの「Moving」シリーズ。キャンバスの上にキャンバスを重ねることにより、文字通りイメージの多重な入れ子構造を平面作品に落とし込む「Time Leap」。そして、過去のドローイングをデータベース化した後、何度も繰り返し引用しては描き直すことで成立する「Cloud Painting」シリーズなど、近年数々の実験的なアプローチによる作品に取り組んでいる。
「CHUNKS OF PLAY」と題された本展は、田中が近年手がける「時間性を持った絵画作品」を展示空間にて再生(PLAY)し、今日における新たな抽象表現の可能性を提起する試み。大型作品含む新作十数点で構成され、近年の流れを汲みつつ、さらに新たな展開を見せる意欲的な内容となる。
会期中には、ライブペインティングパフォーマンスのオンライン配信も予定(詳細は決定後、COHJU contemporary artのウェブサイト・SNSにて告知)。
田中は1979年兵庫県生まれ。2000年に京都芸術短期大学ビジュアルデザインミクストメディアコースを卒業し、翌年にチェルシー・カレッジ・オブ・アート ペインティング領域基礎課程を修了。音楽や映像など様々なジャンルの要素を横断しながら、現代の視座から抽象表現の可能性を拡張すべく日々制作に続けている。日本各地で数多くの個展やグループ展に参加。国内外のコレクションにも所蔵されるほか、ファッションや音楽イベントとのコラボレーションを含め多彩な活動を行う。
絵画の物質性において、20世紀のアメリカにおける抽象表現主義からミニマル・アートの流れに大きな関心を寄せる田中。近年は「時間性を持った絵画作品」を制作し、ひとつの画面のなかで、平面性や均質性といった概念に支えられ完結する当時のモダニズムの美学に、時空間性を取り入れることによって、表現の可能性の拡張しようとしている。
鉄板上に磁石が埋め込まれた絵具の塊を配置し、可変性のあるイメージを作成する試みの「Moving」シリーズ。キャンバスの上にキャンバスを重ねることにより、文字通りイメージの多重な入れ子構造を平面作品に落とし込む「Time Leap」。そして、過去のドローイングをデータベース化した後、何度も繰り返し引用しては描き直すことで成立する「Cloud Painting」シリーズなど、近年数々の実験的なアプローチによる作品に取り組んでいる。
「CHUNKS OF PLAY」と題された本展は、田中が近年手がける「時間性を持った絵画作品」を展示空間にて再生(PLAY)し、今日における新たな抽象表現の可能性を提起する試み。大型作品含む新作十数点で構成され、近年の流れを汲みつつ、さらに新たな展開を見せる意欲的な内容となる。
会期中には、ライブペインティングパフォーマンスのオンライン配信も予定(詳細は決定後、COHJU contemporary artのウェブサイト・SNSにて告知)。