EXHIBITIONS

芸術競技

2020.07.08 - 07.24

メインビジュアル デザイン=金田金太郎

秋山佑太 地蔵堂修繕 2016

中島晴矢 TOKYO CLEAN UP AND DANCE! 2019

トモトシ THE NEVERENDING CEREMONY 2019

 FL田SHは入居ビルの建て壊しに伴う移転で、神宮前スペースでの最後の展覧会「芸術競技」を開催する。

 FL田SHはギャラリー、ショップ、リソグラフ印刷スタジオが三位一体となったアートショップ。ギャラリー名にある「田」は、路上を表したもので、すべての新しい物事は路上(ストリート)から始まるという確信に基づき、来場者が路上を遊歩するように現代美術、ストリートアート、ファッションが交差する様々な展示やイベントを行ってきた。

 本展のタイトルにある「芸術競技」とは、1912年のストックホルムオリンピックから48年のロンドンオリンピックまで、計7回のオリンピックにて種目として採用されていた公式の競技のこと。絵画などの芸術で競い、金銀銅メダルを目指す内容であった。本展は、芸術に潜む筋肉や運動、そして芸術で競い合うことを再考する試みとなる。
 
 参加作家は、「移動」「集積」などの方法で、複雑な時を刻んできた建物に「地霊」を呼び起こす作品を制作する秋山佑太、美術、音楽からパフォーマンス、批評まで、インディペンデントとして多様な場や人と関わりながら領域横断的な活動を展開する中島晴矢、都市空間に潜在する様々なシステムに着目し、都市空間や公共ルールに歪みを生むアクションを日本各地で行うトモトシの3名。企画協力に、芸術競技展示製作委員会、西田編集長。