コレクション展2020-2：この世界と私のあいだ

　青森県立美術館は2020年コレクション展の第2弾を開催。「この世界と私のあいだ」をテーマに、様々な「あいだ（境界）」をつなぐ芸術の力に着目した展示を行う。

　芸術家たちはこれまで、自然の色を再現する色彩分割、三次元空間を平面に置き換える遠近法のように、事物の「あいだ」を操る術を開発してきた。

　本展ではそんな芸術家の仕事を、現実をはかり・組みかえ・交わらせ、まだ見ぬ世界と様々に関係しようとするアートとして広義に読みかえ、コレクション作品を通して人が生きるべきこれからの距離について考える。
　
　主な出展作家は、大小島真木＋アグロス・アートプロジェクト、ケーテ・コルヴィッツ、斎藤義重、高松次郎、成田亨、平田五郎、棟方志功、オディロン・ルドン、リチャード・ロングなど。

　また、知識によらない作品解説や色の成り立ちを体験するコーナーをもとに、美術館での作品鑑賞の可能性を広げる特別プログラム「みんなで楽しむ美術館」を展開する。