EXHIBITIONS

コレクション展 第2期

2020.06.23 - 08.16, 2020.08.18 - 10.04

中村彝(なかむら・つね) 洲崎義郎氏の肖像 1919

 新潟県立近代美術館の今年度のコレクション展の第2期では、日本画や工芸から、油彩画、彫刻まで、近代美術館の名品を、前後期に分けて公開する。

 展示室1「日本画・工芸」では、日本画は、新潟出身の絵師・五十嵐浚明の《中国武将図屏風》(前期)や色の対比が美しい中村岳陵の《嵐山朝陽・東山夕照》(後期)、東山魁夷の名品《森の静寂》などを展示。工芸では、新潟が生んだふたりの人間国宝、三浦小平二と玉川宣夫の作品などが並ぶ。

 展示室2「油彩画・彫刻」では、バルビゾン派の画家のひとりに数えられるカミーユ・コローの作品《ビブリ》など近代西洋絵画の名品から、日本洋画の黎明期〜現代作家まで、新潟県の作家の作家を含め幅広く網羅。彫刻では、ふくよかな表現で知られるボテロの《顔》や大理石彫刻の第一人者として知られた北村四海の作品などを紹介。

 そして展示室3「版画」では、ジャポニスムの西洋版画と東海道五十三次を比較展示し、双方の影響関係を見る。