EXHIBITIONS

ob キュレーション展「neo wassyoi」

Hidari Zingaro
2020.06.26 - 07.17
 カイカイキキの所属作家・ob(オビ)のキュレーション展「neo wassyoi」がHidari Zingaroで開催。ob自身が発掘した、あらゆる個性を持つ若手作家10名が参加する。

 大きな瞳を持つ少女をモチーフに、幻想的な絵画を描くob。これまでも、イラストSNS「Pixiv」で出会った作家たちとキュレーション展「wassyoi」を3度開催してきた。

 本展のきっかけとなったのは、先日開催した個展「螺旋と春」(Kaikai Kiki Gallery、東京、2020)において、会期中に行ったイベントで若手作家たちと対話したこと。イラストにも絵画にも偏っていない未分化な感性を探求したくなり、今回のキュレーション展の企画にいたったという。緊急事態宣言発令によって開催時期が未定となるなか、obはコロナ禍だからこそできることを模索するネット配信を21〜25歳の10名の参加作家と毎日実施した。

 他者と触れ合うことが憚れる風潮において、ネット上の対話で自己を更新していった作家は何を見出したのか。本展は、ポストコロナ時代の経過発表であると同時に、イラストと絵画の中間領域の可能性を新しい未来に向けて「wassyoi」するものにしたいとしている。

 参加作家は、あきつかおる、冨岡想、庄司理子、さめほし、ミヤタナナ、齊藤拓未、てつ、光、安藤万実、きゃらあいの10名。