EXHIBITIONS

染付 うつわに広がる青の世界

2020.06.14 - 09.22

染付蓮池文壷 景徳鎮窯 中国・明時代 16世紀

祥瑞瓢形徳利 景徳鎮窯 中国・明時代 17世紀

 染付は、素焼きの素地にコバルトを含む青い顔料で絵付を施し、その上から透明な釉薬をかけて焼成したやきもの。中国や韓国では、青い文様を意味する「青花」という名称がつけられている。日本ではもともと、絵のある藍染の布を「染付」と称していたが、やがて青花磁器を染付と呼ぶようになり、親しまれてきた。

 明時代には、白い肌に青い文様が映える優美なやきものとして、中国国内で高い評価を受けるようになる。また、中国を代表する磁器として世界各地へ輸出されると、異国情緒溢れる文様や高い絵付の技術に注目が集まり、アジアやヨーロッパでも染付の生産が積極的に行われ、個性豊かなうつわが次々と生み出されていった。

 本展では、サンリツ服部美術館の所蔵品のなかから、中国・日本・ヨーロッパでつくられた染付の作品を紹介。生産された時期や場所によって異なる青の色合いや文様に着目しながら、多くの人々に愛されてきた染付の世界を楽しみたい。