EXHIBITIONS
没後10周年 平山郁夫 シルクロードコレクション展
仏教東漸(ぶっきょうとうぜん)やシルクロードの文化交流をテーマに制作を行い、戦後の日本画壇を牽引した平山郁夫(1930〜2009)。本展は、平山郁夫シルクロード美術館が所蔵する絵画作品と、取材に同行した夫人とともに収集した彫刻や工芸品によって、平山夫妻の歩んだ道をたどる。
平山は広島県瀬戸田町(現・尾道市)出身。中学生の時に広島で被爆し、若い頃はその後遺症に苦しめられた。こうした体験から救いを求める気持ちと平和への祈りを託して、仏教をテーマとすること、また人生の体験に基づく絵を描くことを制作の柱とし、シルクロード各地を140回以上訪問。現地に立った実感を下地に独自の画風を築いた。
また平山は、取材に同行した美知子夫人とシルクロードの彫刻や工芸品の収集を行い、約9000点のコレクションを形成。美知子夫人は、取材に同行したことにより「日本文化とシルクロードの多くの国とのつながりを実感した」と語っている。
本展では、平山とシルクロードとの関わりに焦点を当て、画業の集大成と言える晩年の「大シルクロードシリーズ」を含めて展示を構成。あわせて、シルクロード各地の彫刻や工芸作品なども紹介する。
平山は広島県瀬戸田町(現・尾道市)出身。中学生の時に広島で被爆し、若い頃はその後遺症に苦しめられた。こうした体験から救いを求める気持ちと平和への祈りを託して、仏教をテーマとすること、また人生の体験に基づく絵を描くことを制作の柱とし、シルクロード各地を140回以上訪問。現地に立った実感を下地に独自の画風を築いた。
また平山は、取材に同行した美知子夫人とシルクロードの彫刻や工芸品の収集を行い、約9000点のコレクションを形成。美知子夫人は、取材に同行したことにより「日本文化とシルクロードの多くの国とのつながりを実感した」と語っている。
本展では、平山とシルクロードとの関わりに焦点を当て、画業の集大成と言える晩年の「大シルクロードシリーズ」を含めて展示を構成。あわせて、シルクロード各地の彫刻や工芸作品なども紹介する。