EXHIBITIONS
高見澤峻介「Screening Organon」
高見澤峻介は1993年山梨県生まれ。2019年東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻修了。「発電」などのプリミティブなメディアを通して、映像・通信技術などの社会基盤の本質に迫る作品を制作している。
高見澤が使う「発電」方法は、ゼーベック効果を利用した非常に原始的なもの。ゼーベック効果とは温度差を与えることによって金属に電流が流れる現象のことで、高見澤はペルチェ素子と呼ばれる半導体に、蝋燭の炎という温熱源と水や空気の放熱源による温度差を与え、電圧を生じさせている。
その電圧が、日々収集した電子部品やアルミ缶、シングルボードコンピュータなどを組み合わせて構築した高見澤の「器官(organ)」を駆動させ、デジタルイメージやウェブページが鑑賞者のもとに届くとき、普段あたりまえのように享受される社会基盤や氾濫する情報の物質性を浮き彫りにする。
本展では、 昨年の四谷未確認スタジオでの個展「Screening Organon」(キュレーション:布施琳太郎)で展示された作品をアップデートするとともに、ドローイングを数点展示する。
高見澤が使う「発電」方法は、ゼーベック効果を利用した非常に原始的なもの。ゼーベック効果とは温度差を与えることによって金属に電流が流れる現象のことで、高見澤はペルチェ素子と呼ばれる半導体に、蝋燭の炎という温熱源と水や空気の放熱源による温度差を与え、電圧を生じさせている。
その電圧が、日々収集した電子部品やアルミ缶、シングルボードコンピュータなどを組み合わせて構築した高見澤の「器官(organ)」を駆動させ、デジタルイメージやウェブページが鑑賞者のもとに届くとき、普段あたりまえのように享受される社会基盤や氾濫する情報の物質性を浮き彫りにする。
本展では、 昨年の四谷未確認スタジオでの個展「Screening Organon」(キュレーション:布施琳太郎)で展示された作品をアップデートするとともに、ドローイングを数点展示する。