EXHIBITIONS

チェン-ダオ・リー「Sleepless in Tokyo」

チェン-ダオ・リー 東京夜未眠No.3 Sleepless No.3 2019

 チェン-ダオ・リーは1982年台湾生まれ。台湾芸術大学で現代視覚文化を学び、博士号を取得。その後、台湾、日本、イギリスでの個展の開催やアートフェアへの参加など、幅広い活動を続けている。

 リーは、一見身の回りの人をモチーフにしながら、非日常と日常の狭間で繰り広げられる情景を名画の構図を用いて描かれた作品や、有名人のマスクをつけた人々のポートレイト作品、映画やアニメのキャラクターを構成して、彫刻のような独自のフレームに収めた作品を中心に制作。その作品には、台湾が日本やアメリカなどのカルチャーを多分に受け入れているように、台湾のミックスカルチャーが取り入れられている。

 本展では、バルテュスの視点で女性の友人を描いたシリーズや、自身が日本を知る過程で特別な意味を持った日本の有名人の顔をコメディ的な要素で描いたマスクシリーズなど、全14点の新作を発表する。

 また同ギャラリー内プロジェクトルームにて、縄文土器を現代の装飾性と鮮やかな色彩で再現する大森準平の新作個展「解放と構築」を同時開催。