EXHIBITIONS
上田市立美術館コレクション展
中村直人―異才の表現―
中村直人は、1905(明治38)年、小県郡神川村(現・上田市神川)に生まれた芸術家。戦時期の日本で着実に彫刻家としての地位を築きながら、パリで一転、画家として名を馳せた。
「転身した芸術家」と呼ばれたいっぽう、中村の代名詞となったのは、日本画の伝統的な揉み紙を支持対に不透明水彩を使ったグアッシュの作品。そこには、日本で活躍していた時期からの画家の尽きない立体への興味が示されている。
本展では、上田市立美術館のコレクションより、農民美術の講師であった中村の初期の木彫から、通信員として従軍期に制作された彫刻作品、そしてパリ時代の平面作品まで、同じ作家によるものとは思えないほど変転する作品群を紹介する。
「転身した芸術家」と呼ばれたいっぽう、中村の代名詞となったのは、日本画の伝統的な揉み紙を支持対に不透明水彩を使ったグアッシュの作品。そこには、日本で活躍していた時期からの画家の尽きない立体への興味が示されている。
本展では、上田市立美術館のコレクションより、農民美術の講師であった中村の初期の木彫から、通信員として従軍期に制作された彫刻作品、そしてパリ時代の平面作品まで、同じ作家によるものとは思えないほど変転する作品群を紹介する。