EXHIBITIONS

盛圭太 「Bug report」

2020.01.12 - 03.15

盛圭太 Template 2017 ©︎ ADAGP Keita Mori Courtesy of the artist and Galarie Catherine Putman, Paris

 パリを拠点に活動するアーティストの盛圭太が、rin art associationでの初個展を開催する。

 盛は1981年北海道生まれ。2004年に多摩美術大学卒業と同時に文化庁新進芸術家海外研修員として渡仏。フランスパリ国立美術学校に在籍した後、パリ第Ⅷ大学大学院美術研究科先端芸術を修了。11年より、紙や壁の上に糸をグルーガンで貼りつける独自の方法を用いた作品を制作し、ドローイングという表現の拡張を試みている。

 17年には、フランス初のコンテンポラリードローイングに特化したアートセンター「ドローイング・ラボ」のこけら落としとして個展「Strings」(キュレーション:ガエル・シャルボー)が開催。また、20年のパリ市拡張計画「グラン・パリ」における初の国際文化拠点事業「FIMINCO財団レジデンシープログラム」にも抜擢されるなど活躍している。

 盛は本展のためにギャラリーで作品を制作。糸を使った代表作「Bug report」シリーズの新作のほか、初期モダニズム建築を接写したプリン卜上に、糸のドローイングを施した「Template」シリーズを発表する。