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EXHIBITIONS

清須市はるひ絵画トリエンナーレ アーティストシリーズ

岡本秀 しまだそう 羽尻敬人

2019.12.17 - 2020.03.08

岡本秀 長安のお墓の絵の絵

しまだそう VITA NOVA Ⅳ

羽尻敬人 龍棲4

 清須市はるひ美術館は1999年の開館以来、新たな才能の発掘・育成を目指し、絵画の公募展「清須市はるひ絵画トリエンナーレ」を継続して主催。同じく続けてきた展覧会「アーティストシリーズ」では、この公募展で高く評価された作家を迎え、個展形式で紹介してきた。

 今回は、2018年の「清須市第9回はるひ絵画トリエンナーレ」から優秀賞作家3名、岡本秀(12月17日~2020年1月13日)、しまだそう(2020年1月18日~2月9日)、羽尻敬人(2月15日~3月8日)の個展を開催する。

 岡本は1995年奈良県生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科日本画専攻在籍。現実にある実体(自然物)の観察や写生が重要視される日本画の形式を用いながら、スマートフォンで見る画像や幽霊などの実体のないものを扱い、「実体とイメージの違い」を探求している。

 しまだは1983年大阪府生まれ、2009年近畿大学文芸学部芸術学科卒業。18年に第7回山本鼎版画大賞展入選。レトロでポップなモチーフを、切り取りばらして再び組み合わせる、また抽象化するなど「幼少期の憧れ」をイメージの根底に、自由な制作を行っている。

 羽尻は1974年京都府生まれ、99年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。絵画(=物質)に描かれた虚構の世界を現実世界へ放出させることを追求し、絵画と空間の関係を意識したのびやかな作品を描いている。

 本展では、過去最多の応募数となった第9回公募展を経て、いまも進化を続ける3名の近作などを展示。また会期中に、岡本がレクチャーパフォーマンス、しまだがワークショップを行い、羽尻はアーティストトークにて自身の作品や現在の取り組みについて語る。

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、3月1日〜3月31日まで臨時休館。