横田大輔

　株式会社アマナの日本現代写真コレクションを紹介する「アマナコレクション展」第5弾では、横田大輔の作品を展示する。

　横田は1983年埼玉県生まれ、日本写真芸術専門学校卒業。2010年に第2回写真「1_WALL」グランプリ受賞。The Outset Unseen Exhibition Fund（2013）、John Kobal Residency Award（2015）、Foam Paul Huf Award（2016）などを受賞するほか、美術館での個展・グループ展に多数参加。これまでに『VERTIGO』『垂乳根』など多くの写真集を発表している。

　横田は制作プロセスそのものを顕在化させるように写真のスキャンを繰り返し、モノクロのイメージを生成。度重なるスキャンとプリントによって生じた劣化を1枚のイメージに集約し、イメージの異形化を図ってきた。

　本展では、モノクロ作品で代表される横田の新境地となった、抽象的なカラー作品のシリーズなどが展示される。