EXHIBITIONS
保井智貴「misty」
保井智貴は、乾漆や螺鈿など日本の伝統技術を用いた彫刻作品を手がけるアーティスト。また、彫刻表現をベースとする作家、彫刻を専門領域とする批評家、美術の現場に携わるデザイナーからなる同人・AGAIN-STのメンバーとして、彫刻のいまを問う活動にも参加している。
本展では新たな試みとして、3Dスキャンやプロッタなどの3Dデジタル技術と、手彫りを併用した木彫を発表。今回の新作《misty》は、ホワイトキューブに同化するかのように全体が白で染色されており、従来のきらびやかな作品とは異なった印象を与える。
いっぽうで保井作品に度々現れる格子は、今作でもキューブ状の檜材を接合した本体にうっすらと浮かび上がり、作家自身がこれを、重力もしくは地球の核の意識への表れだと語っている。
本展会期中の12月20日、21日、22日には、小田桐奨と中嶋哲矢によるユニットのL PACK.と、保井が属しているAGAIN-STによる「彫刻おでん屋台」が登場するほか、AGAIN-STメンバーによる首像ワークショップを開催。最終日の1月25日には、千葉市美術館学芸員の森啓輔を招いたトークも行われる。
本展では新たな試みとして、3Dスキャンやプロッタなどの3Dデジタル技術と、手彫りを併用した木彫を発表。今回の新作《misty》は、ホワイトキューブに同化するかのように全体が白で染色されており、従来のきらびやかな作品とは異なった印象を与える。
いっぽうで保井作品に度々現れる格子は、今作でもキューブ状の檜材を接合した本体にうっすらと浮かび上がり、作家自身がこれを、重力もしくは地球の核の意識への表れだと語っている。
本展会期中の12月20日、21日、22日には、小田桐奨と中嶋哲矢によるユニットのL PACK.と、保井が属しているAGAIN-STによる「彫刻おでん屋台」が登場するほか、AGAIN-STメンバーによる首像ワークショップを開催。最終日の1月25日には、千葉市美術館学芸員の森啓輔を招いたトークも行われる。