EXHIBITIONS

小村希史「ダイヤモンド」

2019.12.05 - 2020.01.25

©️ Marefumi Komura Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

©️ Marefumi Komura Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

©️ Marefumi Komura Courtesy of Akio Nagasawa Gallery

 ⼩村希史は1977年⽣まれ、東京を拠点に精⼒的に活動。これまで、人物をモチーフとした厚塗りの絵画を手がけてきた。主な展覧会に、「Flower Huddle」(The Mass、東京、2016)、「3331 Art Fair - Various Collectors’ Prizes」(アーツ千代田3331、東京、2014)、「Why not love for Art?II」(東京オペラシティ アートギャラリー、2013)などがある。

 2018年の個展「大きな船 / Big Ship」(The Mass)では、抽象画の新シリーズ「Subtract(取り去る、差し引く)」を展開。絵具を塗り重ねるのではなく、取り除く手法によって自身の新境地を開拓した。

 本展では、「Subtract」シリーズより「ダイヤモンド」を主題とした新作を発表。「儚さや不完全という美が僕の絵の根底にある」と⾔う⼩村は、地球上でもっとも硬い天然の鉱物であることから、不屈や永遠といった強い⾔葉で表現される反面、特定の⽅向へは⽋けやすいダイヤモンドの双極性に惹きつけられ、今回の新作の制作にいたった。
 
 本展には、新作ペインティングのほか、ドローイング作品も展示。また本展にあわせ、ドローイングの作品集『紙に絵』(⾃費出版、2019)の通常版・特装版を会場とオンラインショップで販売する。