EXHIBITIONS

第8回菊池ビエンナーレ 現代陶芸の<今>

2019.12.14 - 2020.03.22

大賞:中村清吾 白磁鉢 撮影=尾見重治、大塚敏幸

優秀賞:森山寛二郎 切り継ぎ―廻― 撮影=尾見重治、大塚敏幸

「菊池ビエンナーレ」は、現代陶芸の振興を目的に2004年度から隔年で開催されている、やきものの公募展。第8回を迎えた今年は、日本国内を中心に20〜80歳代までの幅広い年齢層から276点の応募が寄せられた。

 今回の大賞作家は、中村清六に学び、シンプルながら躍動感のある独自の白磁を手がける中村清吾。優秀賞作家は、福岡の小石原焼の地で、新しい造形に取り組む森山寛二郎。奨励賞には、伊藤公洋、高橋朋子、中里浩子の3名が選ばれた。

 本展では、これら5名の作品を含む入選作品54点を一堂に展示。展覧会初日に、入賞者・入選者への授賞式と講評会を行うほか、会期中には受賞作家たちや審査員によるトークなども予定している。

 本展に集まる、器から用途のない形状まで幅広い作品を通して、現代陶芸の「いま」とその魅力を楽しみたい。