EXHIBITIONS
金子鷗亭「川端文学燦文集」
金子鷗亭(かねこ・おうてい)は、漢字かな交じりの現代日本語をモチーフとする「近代詩文書」のジャンルを切り開いた書家。近現代の文学作品を引用し、平明な表現に豊かな情感を盛り組む作風により、現代書に大きな足跡を残した。
《川端文学燦文集》は、ノーベル文学賞を受賞した小説家・川端康成の代表的作品から抄出された文章を、鷗亭が211点の書作品として1981年に制作したもの。1989年には38点を再制作し、総計249点の大作となった。
本展は川端の生誕120年にあわせ、《川端文学燦文集》全点を一堂に展示。作品のそばには川端の著書もあわせて展示し、奥深い美を綴った川端文学と、それを内面化し表現した鷗亭の書を対照させながら鑑賞することができる。
《川端文学燦文集》は、ノーベル文学賞を受賞した小説家・川端康成の代表的作品から抄出された文章を、鷗亭が211点の書作品として1981年に制作したもの。1989年には38点を再制作し、総計249点の大作となった。
本展は川端の生誕120年にあわせ、《川端文学燦文集》全点を一堂に展示。作品のそばには川端の著書もあわせて展示し、奥深い美を綴った川端文学と、それを内面化し表現した鷗亭の書を対照させながら鑑賞することができる。