EXHIBITIONS

北斎没後170年記念

北斎 視覚のマジック

小布施・北斎館名品展

2019.11.19 - 2020.01.19

葛飾北斎 東町祭屋台天井絵 鳳凰 小布施町東町自治会所蔵、北斎館寄託 通期展示

葛飾北斎 上町祭屋台天井絵 男浪 小布施町上町自治会所蔵、北斎館寄託 通期展示

葛飾北斎 富士越龍 北斎館蔵 前期展示

葛飾北斎 「日新除魔」霜月十三日、北斎館蔵 後期展示

葛飾北斎 『肉筆画帖』より「塩鮭と白鼠」 北斎館蔵 後期展示

 葛飾北斎の没後170年の節目に、すみだ北斎美術館では北斎館が所蔵する名品を集めた展覧会を開催する。

 北斎館は昭和51(1976)年、北斎が晩年に訪れた長野県小布施町に開館。北斎が80歳を超えて手がけた、生涯唯一の屋台「上町祭屋台」「東町祭屋台」をはじめ、肉筆画や版本、錦絵などを常設展示している。

 本展では「北斎 視覚のマジック」と題し、不自然な構築的要素を加えつつ、構図やかたちに違和感を感じさせない北斎の浮世絵に注目。初期から晩年に至る肉筆画をはじめ、代表作の錦絵「冨嶽三十六景」など、前後期あわせて北斎館所蔵の作品約130点を展示する。

 なかでも見どころのひとつとなるのは、北斎晩年の傑作・祭屋台の天井絵《鳳凰》《男浪》。圧倒的なスケールで描かれた2点の祭屋台天井絵を目線の高さで鑑賞することができる。