EXHIBITIONS

夜光 ~國分隆 展~

2019.10.08 - 2020.01.12

国分隆 無題 1985

国分隆 THE-MELANCHOLIA

国分隆 哀歌-エレシ

国分隆 帽子をかふ

国分隆 自画像

 病を抱えながら、生涯を通して絵を描き続けた國分隆(こくぶん・たかし)の展覧会が開催されている。

 國分は1953年福島県に生まれ。高校卒業後、美術大学の受験のために上京し、夜警などのアルバイトをしながら5浪する。生活苦や仕事上のトラブルなどから不眠症、関係妄想に悩まされ、精神科病院に入院。25歳のときに郷里・郡山市の病院に転院し、以来、亡くなるまでの30年以上にわたって長期入院生活を送った。
 
 制約された生活、精神的な苦難・苦境にありながらも、絵に対する情熱・情念は途切れさせることなく、芸術にエネルギーを注ぎ続けた國分。本展では、芸術への思いを置き去りにしなかった、國分の夜光のような作品たちを紹介する。