EXHIBITIONS
田中朝子「blanc」
写真や版画、立体作品を介して「錯覚」を表現するアーティスト・田中朝子が、ギャラリーノマルでは3年ぶりとなる個展を開催する。
田中は1972年大阪府生まれ。多様なメディアによって視覚の純粋性と不確かさを浮き彫りにする作品を手がけるほか、公共空間での作品設置や、「本」をテーマとした作品の制作、アートブックの編集・出版を幅広く活動している。近年の個展に、「travel」(Minari House、ソウル、2017)、「“♭”」(ギャラリーノマル、大阪、2016)、「travel」(ラディウム - レントゲンヴェルケ、東京、2015)など。
本展では、田中が以前より関心を寄せる「blanc」をテーマにした新作と、2003年の作品をリメイクして発表する。
「blanc」とは、フランス語で「白」を意味し、「透明な」「空白の」など多様なニュアンスを含む単語。様々な可能性を内包する言葉のイメージからインスピレーションを広げ、田中ならではの繊細な視線と表現で作品へと展開する。
本展のメインとなるのは、田中の初期の記念碑的な作品《blanc room》のリメイク作品。四方形の小部屋のコーナーすべてにカーブをつけたインスタレーションは、鑑賞者に浮遊感に似た不思議な感覚を体感させ、照明によって光が拡散された真っ白な空間に没入させる。
田中は1972年大阪府生まれ。多様なメディアによって視覚の純粋性と不確かさを浮き彫りにする作品を手がけるほか、公共空間での作品設置や、「本」をテーマとした作品の制作、アートブックの編集・出版を幅広く活動している。近年の個展に、「travel」(Minari House、ソウル、2017)、「“♭”」(ギャラリーノマル、大阪、2016)、「travel」(ラディウム - レントゲンヴェルケ、東京、2015)など。
本展では、田中が以前より関心を寄せる「blanc」をテーマにした新作と、2003年の作品をリメイクして発表する。
「blanc」とは、フランス語で「白」を意味し、「透明な」「空白の」など多様なニュアンスを含む単語。様々な可能性を内包する言葉のイメージからインスピレーションを広げ、田中ならではの繊細な視線と表現で作品へと展開する。
本展のメインとなるのは、田中の初期の記念碑的な作品《blanc room》のリメイク作品。四方形の小部屋のコーナーすべてにカーブをつけたインスタレーションは、鑑賞者に浮遊感に似た不思議な感覚を体感させ、照明によって光が拡散された真っ白な空間に没入させる。