EXHIBITIONS

京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展

still moving library

田村友一郎 「叫び声/Hell Scream」(明治150年・京都のキセキ・プロジェクト/京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2018)での展示風景 写真=田村友一郎 提供=京都市立芸術大学 © Yuichiro Tamura

 京都市立芸術大学芸術資料館は1991年に開館した、京都市立芸術大学の附属施設。博物館規模の収蔵品を誇り、学生の卒業作品や美術工芸に関する参考資料を一般公開するほか、文化財の保存、京都と同大学の歴史に根差した調査研究活動など幅広い活動を行っている。

「still moving library」は資料館の収蔵品を活用する方法を探っていくプロジェクト。図書館というだけでなく、個人の書庫・コレクションなども含む広義でとらえた「library」をキーワードに、芸術大学での教育・研究資料、アーカイブなどの資源の活用方法、また「活用」の場とは何かを考える。会期中の10月5日に開催される「ニュイ・ブランシュKYOTO 2019」にあわせ、建築や都市をテーマに活動するイラ・ベカとルイーズ・ルモワンヌによるユニット「ベカ&ルモワンヌ」の映像作品を上映する、期間限定のイベントも実施予定。