EXHIBITIONS

菅木志雄

2019.09.07 - 10.19

菅木志雄 大地の育成 2000

菅木志雄 《空間》を敷く 1996

「もの派」を代表するアーティストの菅木志雄は、木や金属、石、コンクリート、ビニールなどの自然物や人工素材を加工せずに空間に配置し、そこで生まれる光景を「状況(景)」と呼び作品としてきた。東京画廊では1976年から計16回個展を開催し、意欲的に新作を発表。画廊の空間を満たすインスタレーションは、物質とそれを取り巻く空間の関係性を考察してきた菅の、制作の根底にある空間概念を理解する上で重要なものである。

 本展ではアーティスト自らの監修により、東京画廊+BTAPで過去に制作したインスタレーション作品《大地の育成》(2000)、《RESTRIZIONE - Sostenere le cose》(1994)、《「空間」を敷く》(1996)を3回にわたって再展示。空間と作品との相互の関係を再びつくり出す大規模な試みであり、菅の力量が発揮された作品を連続して鑑賞できる貴重な機会となる。

 展示期間は、第1回 《大地の育成》(9月7日〜14日)、第2回《RESTRIZIONE - Sostenere le cose》(9月21日〜10月5日)、第3回《「空間」を敷く》(10月12日〜19日)。※展示作品が変更になる可能性あり