EXHIBITIONS

日本建築の自画像

探求者たちの もの語り

香川県庁舎旧本館 撮影=市川靖史

「日本建築」における「日本的」要素を探る展覧会。本展では「日本建築」のイメージを、建築史家・建築家・地域の人々という3つの視点から紹介する。

 会場は、丹下健三が近代的な素材を用いて日本の伝統を再構成した香川県庁舎、「日本趣味」として問われた、瓦屋根が特徴の東京帝室博物館(現・東京国立博物館本館)などの建築の設計図・写真に加え、模型や動画を用いて立体的に構成。「日本建築」を取り巻く時代背景や思想にも注目し、さらに瀬戸内や沖縄といった地域から見える「日本」のあり様にも目を向けることで、「日本建築」とは何かを再検証する。

 会期中には、藤森照信(東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長)らを招いた講演会やシンポジウムなども開催予定。