EXHIBITIONS

時代の証言者

MARC RIBOUD展

マルク・リブー

マルク・リブー エッフェル塔のペンキ工、パリ 1953 何必館・京都現代美術館蔵

マルク・リブー アヌーク・グランベール、パリ 1991 何必館・京都現代美術館蔵

マルク・リブー ジャン・ローズ、ワシントンD.C. 1967 何必館・京都現代美術館蔵

 マルク・リブーは1923年フランス生まれ。現代を代表するフォトジャーナリストのひとり。アンリ・カルティエ=ブレッソンやロバート・キャパによって結成された写真家集団「マグナム」に所属し、50年代から世界各地を撮影。アフリカ独立運動、ベトナム戦争に現場に立ち、また西側の写真家として初めて中国を取材したことでも知られている。時代を証言するリブーの写真は、『ニューヨーク・タイムズ』『タイムズ』『フィガロ』『シュテルン』、また日本の新聞・雑誌など各国の紙面を飾った。

 本展は、リブーの半世紀にわたる活動で撮影された、サイン入りオリジナルプリント約60点を展示。人間性を尊重し、時代に生きる人々を撮影したリブーの作品から、現代人の生き方に対する多くのメッセージを見出すことができるだろう。本展の開催にあわせ、『マルク・リブー 写真集』を記念出版。