EXHIBITIONS

開廊20周年記念企画・故鷹見明彦企画作家シリーズ

渡辺好明遺作展

2019.10.07 - 10.19

渡辺好明 光ではかられた時 トーラス 個展(斎藤記念川口現代美術館、1999)での展示風景 撮影=内田芳孝

渡辺好明 光ではかられた時 - オーナメント - 「ジ・エッセンシャル」(千葉市美術館、2002)での展示風景

渡辺好明 光ではかられた時ー球 YOSHIAKI WATANABE@1996

渡辺好明 光ではかられた時ー透視立体 1998 撮影=内田芳孝

渡辺好明 光ではかられた時ーオーナメントの為のドローイング 撮影=永井文仁

 表参道画廊の開廊記念および鷹見明彦の企画作家シリーズとして、2009年に急逝した美術家・渡辺好明の遺作展が開催される。
 
 渡辺は1955年兵庫県生まれ。80年東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。82年同大学大学院美術研究科壁画専攻を修了後、85年まで同大学絵画科油画専攻非常勤助手として研究に携わった。その後、85〜89年までデュッセルドルフ美術アカデミーに留学。帰国後は再び東京藝術大学に戻り、99年の同大学先端芸術表現科発足時に絵画科から助教授として移籍。2006年より教授を務めた。

 美術家としては、ロウソクを用いた屋内外のインスタレーション「光ではかられた時」で知られ、ドイツ・デュッセルドルフやバウハウス大学らとの交流展、またフランス大使館での企画展など多数出展。自らも運営に参加し、美術家、企画者、教育者の各面で高く評価された。

 本展では、遺族の協力により代表シリーズ「光ではかられた時」などを展示し、後進の教育にも大きく貢献した渡辺の活動を回顧する。