EXHIBITIONS

アマナコレクション展 04

鷹野 隆大、津田 直

2019.09.02 - 09.30

鷹野隆大 12.02.27.#36bw, Photo-Graph 2012 © Ryudai Takano Courtesy of Yumiko Chiba Associates

津田直 SMOKE LINE #11 2008 © Nao Tsuda Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

 株式会社アマナの日本現代写真コレクションを紹介する「アマナコレクション展」第4弾で、鷹野隆大と津田直の作品が展示される。

 鷹野は1963年福井県生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業。「セクシュアリティ」「都市」「近代」などのテーマを基軸とした作品を多数発表。2006年、男性ヌードなどを通してセクシュアリティを問う写真集『In My Room』(2005)で第31回木村伊兵衛写真賞を受賞した。主な作品に、1998年から毎日欠かさず、何気ない日常を撮り続ける「毎日写真」シリーズや、裸身の鷹野と被写体がともに並ぶポートレイトシリーズ「おれと」など。2010年に鈴木理策、松江泰治、倉石信乃、清水穣らとともに、企画展やレクチャーを行う「写真分離派」を設立。

 津田は76年兵庫県生まれ。世界を旅し、ファインダーを通して古代より続く人と自然との関わりを翻訳し続けている。2010年芸術選奨新人賞美術部門受賞。主な作品集に『SMOKE LINE』『Storm Last Night』(ともに赤々舎)、『SAMELAND』(limArt)、『Elnias Forest』(handpicked)。今年の9月21日〜11月24日まで、八ヶ岳美術館(長野)にて個展「湖の目と山の皿」を開催予定。

 本展では、鷹野による、自身の影を写すゼラチンシルバープリントのシリーズと、3つのフォトグラムで構成される作品を展示。そして津田が中国・モロッコ・モンゴルの訪ね歩いて撮影した、2枚が対になる4作品が並ぶ。