EXHIBITIONS

ヴォーン・スパン「Scorched Earth and The Weeping Sun」

2019.08.30 - 09.21

©︎ Vaughn Spann Courtesy of Kaikai Kiki Gallery

©︎ Vaughn Spann Courtesy of Kaikai Kiki Gallery

©︎ Vaughn Spann Courtesy of Kaikai Kiki Gallery

Photo by Norihiro Ueno Courtesy of Kaikai Kiki Gallery

ヴォーン・スパン Courtesy of Kaikai Kiki Gallery

 ヴォーン・スパンは1992年アメリカ・フロリダ生まれ。2014年にラトガース大学でBFA(学士)を取得、イエール大学でMFA(美術学修士)を取得し、現在はニュージャージー州ニューアークを拠点に活動。作品は、マイアミのPaul & Trudy Cejas、カンザスシティのBill & Christy Gautreauxなどにコレクションされているほか、19年7月には『W Magazine』誌にて、「作品を次のレベルへと進化させている6人のアーティスト」のひとりに取り上げられた。

 スパンは、抽象と具象のどちらにも貪欲な探究心を持ち、空間と時間、そして記憶をテーマに絵画を制作。異なる様式の横断する実験的な手法を取り入れながら、私的な空間から主題を見出し、多種多様な人や場所との出会いを象徴的に描き出している。

 本展に寄せて、スパンは「深刻な非人道的状況を私たちすべてが集団的に体験しているいま、私は心から人間と自然の共生的関係性にフォーカスしたいと考えた」とし、人間同士の最大の自然共通点のひとつである「太陽」を起点とした作品を発表する。