EXHIBITIONS

〈改元記念〉名画でふり返る

明治・大正・昭和の日本画

2019.08.31 - 11.30

川端龍子 愛染 昭和9年 足立美術館蔵

横山大観 無我 明治30年 足立美術館蔵

菱田春草 猫梅 明治39年 足立美術館蔵

橋本関雪 夏夕 昭和16年 足立美術館蔵

竹内栖鳳 江南春寺静 大正10年 足立美術館蔵

安田靫彦 王昭君 昭和22年 足立美術館蔵

 足立美術館では新しい令和の時代を迎えたことを記念し、明治・大正・昭和に描かれた日本画の名品によって過去を振り返る展覧会が開催される。

 国外からの知識が流入し、文明開化が起こった明治時代。自由でおおらかな風潮が広まった大正時代。太平洋戦争を経験し、日本の社会が一変した昭和時代。近代日本のめまぐるしい変動は、美術の分野にも大きな影響をおよぼした。

 日本画壇においても、画家たちは西洋絵画の表現を吸収し、伝統にとらわれない独自の美を追求。社会の動きとともに新しい日本画が模索された。

 本展では、明治・大正・昭和の各時代に生み出された、当時の美術界の熱気を感じさせる日本画を紹介。主な出品作家は、横山大観、菱田春草、竹内栖鳳、川端龍子、安田靫彦、小林古径、橋本関雪、榊原紫峰、川合玉堂ら。